アイランドタワー前
GRD2

健康診断に行った。去年までとは別のクリニックだ。
今年から事務所のスタッフ全員をここのクリニックで受診させるかどうか、まずは自ら下見である。
にこやかに出迎えてくれる受付嬢。
「第3診察室の前でお待ちください」
ここまでは合格だ。

ところが・・・待つこと1時間、後から来た人々が次々に診察室に消えていくにもかかわらず、私の名前は一向に呼ばれない。
1時間15分・・・さすがに受付に確認に行く。
「あ、あの・・・今呼ばれると思いますので、しばらくお待ちください」
平然を装ってはいるが、あきらかに焦りの表情が見て取れる。
でもまあ、そこで責め立てるのは大人の男としてみっともない。きわめて紳士的にかつ、後ろ姿に静かな怒りを表しつつもといた席に戻る。

すると間髪入れず、
「山頂さーん(仮名)」
と診察室に呼び入れられた。
「それでは血圧を測ります」と中年の女医。
おいおい、いきなりかよ。「お待たせしました」とか一言ぐらいあっても良いんじゃないか?
そこで、きわめて紳士的にかつ、言葉に静かな怒りを込めつつ聞いてみた。
「ずいぶん待たされましたが、これはいつものことなのですか?それとも、何かの手違いですか?」
「あ、手違い、手違い・・・。スイマセンね」
ずいぶん軽い謝り方だなぁ。でもまあ謝罪をしているわけだし、今回だけは許すことにするか。きわめて紳士的にかつ、表情に静かな怒りを込めつつ納得の意志を示したのだった。

そのとき背後にいた看護婦が早口で私に聞いた。
「チョコチョどうします。診ます?」
「ん?」
紳士的にかすかな笑みを浮かべつつ、曖昧に疑問符。
「はい、じゃここに壁向きに横になって,ショーツを膝まで降ろして」
「ん??」
紳士的な態度で、今度ははっきりと疑問の表情をしてみるが、正面は壁。
気付くと、すでにお尻がすーすーとした状態だった。
「はい、力抜いて」
「ん???」
紳士的に・・・うっ、その瞬間、肛門に鈍い刺激。さらに「グニュ」という大きな音(がしたと思う)と共に今までにない感覚で体内に入ってくる異物。しかもそいつは、私の体内の出口付近で、ぐるぐると行ってこいの大回転である。

「はい、おしまいです」
「んん・・・」
とりあえず紳士的にうなずいてみたつもり。
「あ、肛門の周り、ちゃんと拭いときますからね」
えっ?ええっ?私のその周辺はいったいどんな状況になっているのだ?と思いつつ、
紳士的に礼など言ってみたが、
「直腸は特に問題ありません。じゃ、次の部屋へどうぞ」
と、何事もなかったようにその場を追い出された。
部屋を出る後ろ姿に、待たされたあげくのぞんざいな扱いに対する怒りを、静かに表現してみたのだけれど、がに股歩きの後ろ姿でちゃんと通じたかどうかは自信がない紳士なのだった。

あ、写真は新宿の夜景・・・本文と全然関係ないけど・・・。

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