
GRD2
気になるラーメン屋があった。池袋の無敵家。いつも店の前には長い行列ができている。
今日たまたま前を通りかかったところ、3人しか並んでいなかったので、これはチャンスと思い、行列の最後尾に加わってみた。
待つこと10分。私の後にはすでに10人くらいが並んでいるので、ラッキーだったと喜びつつ店内へ。
注文したのはネギ豚麺。京都の九条ネギと流水にさらした白髪ネギのトッピングがウリらしい。スープは豚骨醤油味。新鮮さが自慢の背脂がのっている。チャーシューは厚め。柔らかく味付けも悪くない。
ところがこれらがひとつのどんぶりに合わさると、しつこいことこの上ない。豚骨の味が強すてネギの風味を楽しむどころではない。チャーシューには元々の油に加え背脂が張り付いて時間を追うことにギトギトになっていく。味の濃さに対応するため、麺は太め。だけどこの麺さえも、しつこさを増長してしまっている。
それにしても、最近人気のあるラーメンにはこういう味付けが多い。それぞれのパーツは良いものなのかもしれないが、それらが組み合わされてコテコテになってしまっているのだ。いや、ラーメンに限らない、お弁当などにも多い。コンビニ時代の味付けとでもいうのだろうか。
かくして、胃もたれとの戦いとなった今日の午後。もうしばらくはラーメンなど食べないぞと心に誓いながらメタボな腹をさする中年男なのだった。

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