メトロハット
GR Digital 2 横3:縦2で撮影

今、私の仕事では、横16:縦9のいわゆるハイビジョンの画角で映像制作をしている。
ところが、見る側の環境としてはいまだに横4:縦3比率のテレビも多く残っている。
16:9の画像を4:3で見るようにするには2つの方法がある、4:3の画面の上下を黒味にして、画面の中に16:9のエリアをつくって映す方法と、16:9の映像の両画ををぶった切って4:3にしてしまうという方法だ。

作り手としてはもちろん前者がいい。同時に2つの画角を意識するなんて気が散ってやりにくい。だけど、テレビ局の編成や営業は後者を主張する。画面の上下に黒い帯が入ると視聴率が下がるというのだ。
小型のテレビで見た場合、画面の有効エリアが狭くなるわけだから、多少見にくくなる。それが視聴率低下の原因かもしれない。でも、16:9の比率には迫力とリアリティがある。4:3より人間の視野に近いからだ。だからできる限り16:9で放映して欲しい、見て欲しい・・・。
そう考える私に、強敵が現れた。某関西企業の専務様で、広報部長も兼務されていらっしゃるオバサマだ。
「そんなアンタ、上下に黒味を入れるなんてもったいないがな。画面の2割以上が黒なんだったらその分制作費もまけてもらわんと」
なるほど、これもひとつの映像ソフトの値踏み方法なのかと私が妙な関心をしているスキに、よせばいいのに代理店のアカウントが余計な口を挟む。
「では仕方ないので、両脇をカットして、4:3の画角にします」
「じゃあ、カットした2割以上の画面の分、制作費を負けて」

打ち合わせの帰り道
「この16:9と4:3の混在状態が悪い」
と主張するアカウントに元気がないのは、もちろん2割引を余儀なくされたからであることは言うまでもない。

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