X100Tどこに行っても観光らしい観光というのをしない。
この日は中途半端に時間があったのがいけなかった。この牛車で向こう側の島に渡るという観光に参加してしまった。

同行者は私よりちょっとだけ年上の雑誌の編集者。楽しそうなカップルに混じったおっさん二人は、島に渡ると早速首からカラフルなレイなどかけられ、牛の隣でお揃いのポーズで記念写真など撮られ、その写真を「二人の」今日の想い出にと売りつけられそうになったのだった。
「お忍びなので」とジョークを飛ばしてその場を逃れたのだが、ジョークと受け取ってもらえたかどうか?
慣れない観光なんてするものじゃないと、改めて思った南の島の黄昏時なのだった。
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